今回は、大学病院の手術室から施設へ転職した、ひとみさん(仮名)の体験談です。休める時間が増えた一方で、給与ややりがいには気になることも残ったそうです。
ひとみさんは、大学病院の手術室で5年間働いた後、施設看護師へ転職しました。仕事を変えた理由と、転職して良かったこと・今も迷っていることを紹介します。
ご本人の提供原稿をもとに、名前を変え、読みやすく編集しています。以下の一人称の体験談は、ひとみさん自身の経験です。
ひとみさんの体験談
希望して入った手術室。でも、無理をして体調を崩すことも
私はもともと手術室で働きたくて、大学病院の手術室に希望どおり配属されました。
手術が無事に終わったときの達成感や、チームで命を支えているというやりがいは大きかったです。大変な仕事でしたが、充実していました。

一方で、夜勤や残業、オンコール、不規則な勤務が続き、「失敗できない」という緊張感もありました。やりがいがあるからこそ、無理をしてでも頑張ってしまう。体調を崩すこともありました。
看護師を続けたいから、職場を変えると決めた
「このまま続けていたら、自分が壊れてしまうかもしれない」。そう感じたことが、転職を考えたきっかけでした。
専門性の高い手術室を離れるのは、もったいないと思う気持ちもありました。でも、仕事と同じくらい、自分の健康や私生活も大切にしたかったんです。

看護師を長く続けるには、環境を変える必要がある。そう考えて、施設看護師へ転職しました。
施設へ転職して変わったこと
休憩が取れて、私生活を大切にできるようになった
私が転職した施設では、残業・夜勤・オンコールがなくなりました。きちんと休憩を取れるようになり、私生活を大切にできています。
翌日の手術に向けた勉強もなくなって、心に余裕が持てるようになりました。

給与は下がり、やりがいや今後のキャリアには迷いも
給与は下がりました。手術室で働いていた頃ほどのやりがいを感じられないこともあります。
「このままここで働くのかな」と将来が気になったり、採血などの看護技術を忘れてしまうのではないかと不安になったりすることもあります。
手術室で身につけた力は、今の職場でも使っている
働く環境は大きく変わりましたが、手術室で学んだ観察力や冷静な判断力は、今の現場でも生きています。
転職してみて、その時々の自分に合う働き方を選んでいいのだと思うようになりました。やりがいを優先したい時期もあれば、私生活や健康を大切にしたい時期もあると思います。
今の仕事にも迷いはあります。それでも、自分の体や心を犠牲にしてまで続ける必要はない、と感じています。
あおから:次の職場で確認しておきたいこと
ひとみさんが休めるようになったことと、転職後にも気になることが残った点は、どちらも職場選びの参考になります。施設への転職を考えるなら、勤務時間だけでなく、給与や担当する仕事も確認しておきたいですね。
以下は編集部が整理した確認項目です。
- 夜勤・オンコール・残業の有無と、休憩中の交代体制
- 基本給と手当を合わせた給与の見込み
- 担当する看護業務と、入職後に教わる内容
救命の仕事にやりがいを感じながら、続けられる働き方を考えた方の体験も紹介しています。
求人票や見学で確認する項目をまとめたい方は、看護師の職場選びチェックリストも活用してください。
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